さっちゃんの雑記帳

病気、仕事、虐待の経験をだらだら書きます

「儘」ならない世の中で、ありの「儘」に生きたいけれど

儘(まま)

①思い通りであること

②成り行きに任せて、結果に頓着しないこと

 

国語辞典で調べたら、複数ある意味の中で、上記のふたつが並列してあった。

 

「ままならない世の中」とかで使う「まま」は、ワガママと同義の「まま」で、自分の思う通りに事が進む、という意味。

 

一方で、「あるがまま」の「まま」は、そのまんま、自然体である事を意味している。

 

同じ漢字を使うのかあ。

当たり前かもしれないけれど、なんだか不思議に感じた。

 

今日はDC(リワークデイケア)に通い始めて6週目、のはずなんだけれど、

朝にかけて猛威を振るった低気圧の影響か、頭痛がして布団から起き上がれなかった。

少し前の自分なら、それでも体に鞭打って仕事に行こうとしていたけれど、

今日はすんなり諦めてDCを休むことにした。

 

この病気になってから、

「自分の意志だけでは体はどうにもならない」とか、

「気持ちと体が一致しないこともあるんだ」ということは

少しずつ理解できるようにはなってきたと思う。

 

そう思っていた。

 

でも、今日、橋本病の経過で内科を受診したら、

検査結果は甲状腺機能低下症のままだった。

 

「まだ低いけれど、改善はしているよ」と、主治医には言われた。

 

ただ、「仕事はどうしているの?」と聞かれて、

「まだ休職していて、今はリワークに通っています、

無理をしなければ生活に支障はないです、

復職時には夜勤や急な呼び出しのない、定時出退勤のできる部署を希望するつもりです」

と答えて、自分が嫌になってしまった。

 

現状を、ありのまま受け入れて生きていけたら、こんな葛藤はないんだろう

起きた出来事を柔軟に受け止めて、

与えられた環境に適応して生きていけたら、悩んだりしないんだろう

 

でも、病院から帰りながら、

冷静でいよう、と思っている自分と、

どうしようもなく叫び出したい自分が、

うまくいかないことに癇癪玉を爆発させる子供のような自分が、

ぶつかり合って、

どうしたらいいかわからなかった。

 

私はずっとダンスをやってきた。

大学もバリバリの運動部に所属して、大会にもたくさん出た。

仕事は、はたから見たらすごくハードな業種だ。

辛いことも、向いてないこともたくさんあったけれど、

それでもやりがいを持って、取り組んできた。

 

「頑張る」ことが大好きだった。

できることはなんでもしたい、もっとやりたい、もっと動きたい、もっと、

 

でも。

そういう「傾向」が、自分を追い込んで、うつ病や橋本病を発症してしまったこともわかっている。

体に無理を強いて、強いて、強い続けてきたから、こうなったんだって、わかっている。

 

それでも、今までのやり方を、生き方を、

ある意味「否定」しなければいけないことに、葛藤がある。

 

気持ちに体がついてこないって、どうしてこんなにもストレスなんだろう。

もちろん、気持ちで体がどうにかなるんだったら、誰も病気になんかならないし、

それはわかっているんだけれど。

 

まだ、今の状態を、「ありのまま」受け入れるには、時間がかかりそう。