さっちゃんの雑記帳

病気、仕事、虐待の経験をだらだら書きます

改めて自己紹介を。病気、休職、虐待について。

ブログをのぞいていただき、ありがとうございます。

 

f:id:whom-in5526:20191005145730j:plain

先日、箱根の彫刻の森美術館に行きました。ここがいちばんのお気に入り。



 

Twitterを始めてから、少しずつ訪問してくださる方が増えていることに今更気づいたので汗、恥ずかしながら自己紹介をしたいと思います。

 

さっちゃんと申します。

東北の片田舎で生まれて、大学から東京に出てきました。

今は関東のどこかでひっそりと一人暮らしをしています。

 

高校、大学、新卒入社までとにかく全速力で走っていた最中、社会人2年目の春に「うつ病」と診断されました。

その年の冬まで、時短勤務をしながらなんとか仕事にしがみついていたものの、2017年の年末に一歩も外に出られなくなり、それから1年半休職しました。

今年の7月末までに復職を目指していましたが、体調回復が間に合わず、休職満了退職となりました。

鬱と診断されてから、橋本病(甲状腺機能低下症)、双極性気分障害と相次いで発覚し、今はそれぞれの薬を飲みながら生活しています。

 

どうして鬱になっちゃったんだろう

なんで休職することになっちゃったんだろう

 

なんとか原因を見つけたくて、何度もカウンセリングに通う中、「あなたはアダルトチルドレン(AC)です」と、臨床心理士に言われました。

 

言われて気付きました。

「そうか、私は虐待を受けていたんだ」と。

 

10歳の時に、父と母子との家庭内別居が始まりました。

父が居間に来る時は、父の生活圏を侵害しないように、出来るだけ息を潜めて、姿を見られないように自分の部屋に隠れる生活をしていました。

 

父が癇癪を起こした時は、私の部屋に力任せに入ってきて、部屋のものを全て階下に投げ落とされました。声を潜めて泣きながらかき集めた記憶があります。背中を繰り返し蹴られた時もありました。

部屋のドアノブがバカになってしまって、父が近くを通る時はドアを開けられないように全体重をかけて、息を殺してやり過ごすようになりました。

 

父だけでなく、母にも、髪の毛を掴み上げられて振り回されたり、蹴られたことが何度もありました。泣きすぎて吐いてしまった時も、「迷惑をかけるな」「虐待してると人様に知られたらどうするんだ、静かにしろ」と、散々怒鳴られました。

 

中学に上がった頃、兄が非行に走り、警察のお世話になることがありました。

父は見せしめに、私たち兄妹の前で兄の私物をかたっぱしに破壊しました。

兄も、自分の部屋の机をカッターで滅多斬りにしたり、壁をトンカチでぶち抜いたりして反抗しました。

 

私は、見ていることしかできませんでした。

結局兄は家出をして、それから丸4年くらい、連絡を取れなくなりました。

 

「兄の件は恥ずかしいことだから、絶対に誰にも言ってはいけない」「あんな偏差値の低い学校に行ったなんて知られてはいけない」と、いろんな方面で口止めをされました。

だから、家庭が破綻していることが他人様にバレないように、嘘に嘘を重ねて、一生懸命元気に振舞って生活しました。

 

兄が「粛清」されたのを見て、「両親が求める成績を出し続けないと、存在を消されるんだ」と思うようになりました。

生きていく為に、必死に成績を上げて、絶対に落とさないように、寝る間を惜しんで勉強しました。

 

なんとか父の眼鏡にかなう高校に合格して、家から遠かったこともあって一人暮らしを許されました。

「成績を落としたら、家に連れ戻される」

「大学に進学できなかったら、家賃を出してもらえなくなる」

食事を取る時間も惜しくて、ストレスでバカみたいなダイエットもして、体脂肪率が5%になるまで体を壊していきました。

 

そんな調子で入社した直後、兄が行方不明になりました。

警察に「最悪の事態を想定してください」と言われて、兄のアパートに行きました。

生きていたけれど、酒瓶だらけの部屋の真ん中に、首吊り縄が用意されていました。

 

私も兄も、本当に追い詰められていました。

なんとか取り繕って、元気な自分を維持して頑張ってきたけれど、ついに私も動けなくなってしまいました。

 

休職して、ACだと言われて、やっと気付きました。

 

そっか。自分がダメな子供だから、厳しく躾けられただけだと思っていたけれど、

結構苛烈な環境を乗り越えてきたんだな。

 

両親とは縁を切りました。電話もラインもブロックして、引越し先も退職したことも伝えていません。

逃げていいんだと気づくまでに随分時間がかかったけれど、やっと解放された気持ちです。

 

無職で、病気で、これからどうなるか全くわからないけれど。

フラッシュバックやトラウマとも付き合っていかなきゃならなくて、薬もたくさん飲まなきゃならなくて、うんざりするけれど。

 

これまでに比べたら、ずっと生きやすいのかもしれません。

 

やっと、こうやって吐き出せるくらいに回復できたのかなと、書きながら思いました。

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。